あちらをたてれば

 二人きょうだい
あちらを立てれば
こちらは中腰
1人が浮かべば
1人がこっそり手を伸ばす
見守って　見守られて
つかず離れず

きょうだいは、下の子が生まれたときに上の子の扱いが難しかったり、成長過程でけんかをしたり、育てるのが難しいと思う時がありました。

でも、おとなになって、心から頼れ、信頼できる誰かがいるのは、何より大きな財産だと思います。家族の在り方も、最近は多様になってきたのを感じますが、長い間一緒に成長してきたきょうだいに絆があれば、それはこれからの世の中、ますます価値のあるものになるような気がします。

幼い頃は何かと大変な子育てでしたが、一息ついた今、大人になった彼らがたまに会うと仲良くしているのをみるのは、嬉しいことです。

親は、生きている限りこどもを守りたいと思いますが、残念ながら子供よりは先にこの世から旅立つことになるでしょう。きょうだいで助け合って、信じあって生きていってくれたらなと願います。