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ヒカリ

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レースのカーテンが眩しい昼の光にゆらめいている
見慣れた部屋の、見慣れた飾り棚が逆光に浮かんでいる
いつものように
視界は此岸をとらえているのに
私は手の中に
誰かを離すまいとしている
真昼の光があふれる部屋で
人のからだの感触が手に伝わって
脳に伝わって
心に伝わって
きっとこれは彼岸の一部で
夢の端っこ
目覚めたい
目覚めたくない
時がゆく
愛しく
せつない
狭間で


怖くない金縛りってあるんですね

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