アルバムをめくると心によみがえる風景があります。
熊本県の鍋ケ滝に行ったのはいつぞやの冬のこと。この滝は、そんなに規模が大きな滝でもないけれど、滝の裏見ができるので有名です。
周囲は観光化されていて、入場料を払って滝に続く遊歩道へ。確か300円くらいだったと記憶しています。
滝といえば、力強いイメージがあるけれど、この滝はいかにも優しく、水は浅く、光は清く、といった印象でした。
滝なので、それなりに山ですが、きっちりと整備されているので親子連れでも楽しめます。
滝の裏側にも道は続き、私が行った時は土は湿り、少しぬめっていました。滝裏だからなのか、たまたまこの日そうだったのかはわかりません。
水音を聞いていると心地よいです。滝のカーテンを透してみる世界はちょっとしたマジック……のように思えるかもしれません。