Family poems 悩みの降る場所 世界は万華鏡 輝いて真実を隠す 人の心に隠す 自分にとっての正義でも 他人にとっては不確かだったり 自分の幸せさえも 時に他人の不幸 ただ生きているだけで この世は不条理だから 地球に対してだけはわがままにならず 自分の幸福が何か ゆらぎな... 2018.04.20 Family poems
Family poems 星の野 人の悪口を言うと 自分に戻ってくる 人に親切にすると いつか自分も助けられる 今日は無価値に思える経験が 思わぬ未来に宝となる 自分の正しさが 他者の正しさとは限らず 全てを見通していると思っても たいていが驕り 宇宙の塵のごとく小さな自分... 2018.04.06 Family poems
Family poems 足りないもの 思慮深さ 落ち着き 機転 そのほか。 足りない部分も自分の一部だから まだまだ修行中だから 懲りない あきらめない あまりがんばらない ない、も自分の一部だから きっと明日も元気。 2018.04.01 Family poems
Family poems ヒカリ レースのカーテンが眩しい昼の光にゆらめいている 見慣れた部屋の、見慣れた飾り棚が逆光に浮かんでいる いつものように 視界は此岸をとらえているのに 私は手の中に 誰かを離すまいとしている 真昼の光があふれる部屋で 人のからだの感触が手に伝わっ... 2018.03.31 Family poems
Family poems ひとりじゃないよ いつだって一人じゃない 今日生きているのは もう忘れた遠い過去 誰かにこの星へ呼ばれたから いつだってひとりじゃない 今日命があるのは まだ見えない運命の先で 誰かがあなたを待っているから ひとりじゃないよ 2018.03.24 Family poems
Family poems 花冷え 桜の蕾とともにやってきた子は 桜まだ散る前に戻っていった 彼の人生へと まだ幼かった頃 腕の中で眠っていたあのぬくもりを 忘れることはない 理不尽な寂しさを知るとき 身のうちに眠る母というものを知る でも ひきとめないよ 自分の道を歩いてい... 2018.03.23 Family poems
Family poems ひとまわり 四季が巡り 時が経ち 皺が増えて またいつか見た光景 あれから何かが変わっただろうか 歳を重ねて過去が増え 多分未来が減った 光は近づいている きっと 2018.02.28 Family poems