ヘレン・ケラーは『奇跡の人』で有名です。ただ、『奇跡の人』の原題は “The Miracle Worker” で、奇跡の人とはヘレンではなく、ヘレンの先生だったアン・サリバンを指すそうです。
“When one door of happiness closes, another opens; but often we look so long at the closed door that we do not see the one which has been opened for us.“
— Helen Keller
『幸せの扉がひとつ閉じるとき、別のもう一つが開く。
でも私たちは閉じたほうのドアを長くみていて、開いた扉がみえないことがよくあるの』
ヘレン・ケラーは多くの格言を残していますが、不思議に私には何かしら共感するものがあるように思われます。
日本語で心機一転という言葉もありますが、これはなかなか考えさせられる、かつ希望をもらえる格言だと思います。
少し意味は違うと思いますが、『大草原の小さな家』でおなじみのローラのお父さんが、シリーズ本のどの項であったか、「大きな損には小さな得がつきものさ」と話すシーンも印象的で、少女時代に読んだものがいまだに心に残っています。
I would rather walk with a friend in the dark, than alone in the light.
— Helen Keller
『ひとりで光の中を歩むより、友と暗闇を歩きたい』
これも奥深い格言だと思います。ヘレン自身が盲目だったことを考えると、より印象深いです。
The best and most beautiful things in the world cannot be seen or even touched. They must be felt with the heart
— Helen Keller
『世界で最も素晴らしく美しいものは、見えないし触ることもできない。
それらは心で感じなければ』
この言葉は、ヘレンの言葉の中でも一番有名なのではないでしょうか。
“The best and most beautiful things in the world“、これが何なのかは、人によって違うのかもしれませんが。