Round Trip は、白と黒の2色で描かれた、トリッキーな絵本です。
この本は、往復旅行、というタイトルどおり、朝家を出発して、夜日が暮れてから帰ってくるというシンプルなドライブ旅行のストーリーです。
子どもたちは、最初フーン、何かヘーンだな~と絵をみてお話しを聞いています。中にはタネに気づく子もいるんですが、そんな子供たちにはsh…..
(ちなみに、私は、子どもたちにあわせて英語に日本語を添えて読むようにしています。楽しめなければ、絵本に親しめないと思うからです)
この本の凄いところは、目的地にたどりついてから。最後の頁では、「さあ帰る時間」となりますが、ここでくるりと絵本の上下を逆にします。子供たちの歓声があがる瞬間です。さっきまで見ていた絵が、さかさまになったとたんに違う絵にみえます。
つまり、この絵本は同じページを往復めくっていくのに、行きと帰りで違う絵に……というつくりになっているのです。シンプルなテキストも、それぞれ上下にあります。小学生なら学年を選ばず、楽しく読み聞かせることができると思います。もちろん大人もじ~っと見てしまいます😁