※映画 シャッター アイランド (原題Shutter Island ) の感想です。

最近は新旧問わず、家で映画を観る機会が増えました。
ディカプリオ主演の不可思議ミステリー
shutter は雨戸、よろい戸、シャッター。アイランドは島。閉ざされた島という事でしょうか、タイトルからして意味深です。タイトルどおり孤島に乗り込む場面からストーリーが始まります。
簡単なあらすじ
レオナルド・ディカプリオ主演。作中、彼は連邦保安官として登場します。物語の発端では、相棒を連れて「シャッター・アイランド」と呼ばれる島に、女性の失踪事件を解決しに乗り込むシーンから。その島にあったのは特殊な精神病院でした。精神を病む犯罪者たちの病院……ここで、主人公は隠された暗い秘密の存在を嗅ぎ付け、それを解き明かそうとします。幾重にも覆われた謎を追求し、真実を求めた先にあったものは驚愕の事実。

この作品は、単なる冒険謎ときミステリーではなく……とにかくこれは、ネタばれ厳禁の映画なんですね……。ラスト超展開、どんでん返しといった、アレです。
島全体の、謎めいて暗い感じ、建物の中世風に陰湿な感じなど、ジリジリッと神経に響く怖さがあります。ミステリーでスリラーです。そして、鑑賞後はスッキリ爽やかといったタイプの映画ではありません。じっくり、じわり。展開は予想通りに見えて……ラストは??? 私の場合は、期待通りではなかったです。
さて、Amazonの商品ページを見ると、商品の説明部分に、面白いことが書いてあります。初見でないならば、読んでみると発見があるかもしれません。初めて見る方は、予備知識を一切持たずに見たほうが楽しめると思います。
一度最後まで見てしまうと、もう一度再確認のために見たくなる映画です。謎は解けたものの、もう一度納得したいといいますか。私は二度目は英語字幕でみたいと思っています。


私はもともと、ディカプリオ様のファンで、それもあってこの映画を見ました。
この方の作品で印象に残っているのが、1988年制作のアメリカ映画、『The Man in the Iron Mask』。日本では仮面の男 [Blu-ray]のタイトルです。原作はといえばアレクサンドル・デュマの「鉄仮面」です。これは「三銃士」の続編でして、面白い……んです。この映画の中で、ディカプリオは二者を演じるのですが、これが美しくて物語も素晴らしい。「タイタニック」ももちろん泣きましたが……。
ともかく、今回も期待を裏切られませんでした。

“This movie makes me wonder…”
データ
邦題「シャッター アイランド 」 原題「Shutter Island」2010年アメリカ映画
原作 デニス・ルヘイン シャッター・アイランド (ハヤカワ・ミステリ文庫)
監督 マーティン・スコセッシ
主演 レオナルド・ディカプリオ